薩摩剣八郎・プロフィール

 薩摩剣八郎(北薩摩・出水出身)

 幼年期、叔父に示現流の立木打ちを習う。中・高時代は柔道、糸東流空手を修行。昭和38年、川崎製鉄社員時代に、団体戦優勝、個人戦準優勝。

 昭和59年、示現流立木打ち再開。野天稽古始める。

 平成元年1月7日、示現流入来分家、東郷静馬氏を訪ね、燕飛の稽古。

 平成4年世田谷区大蔵の野川端荒地に野天道場を作る。

 平成5年、示現流11代宗家東郷重政先生を訪問。アポなしで裏口から入ったにもかかわらず、快く迎えていただき感激。以後、度々訪ね、剣技の基本、理念を学ぶ。先生から何度か入門の話をいただき、模索していたが、東郷先生がお亡くなりになったため、示現流門人となる機会を失う。

 平成22年9月、野天道場を調布に移す。

 平成24年示現流本部に東京での愛好会としての稽古会開催のため、入門の件で問い合わせしたところ、当時の12代宗家東郷重徳氏からお電話をいただき、直接お話することができた。正式に入門の手続きをするために鹿児島の示現流道場を訪ねる準備をしていた。その矢先に再度電話があり、東京在住の広報担当者氏と面談することになった。その結果、示現流指導道場は鹿児島本部以外には許可していないということから、入門を断念し、平成の実戦剣術として「中馬剛心流」を設立した。

 郷土の英雄(ぼっけもん)「中馬大蔵」の剛毅な精神、尚武の心、溢れる人間味、すべてを節義として、日夜、剣技の練磨に明け暮れている。

 

役者として

 

 三船敏郎が経営する三船プロに所属していた時代に、椿三十郎の殺陣師として有名な久世竜が主宰する殺陣稽古会「七曜会」で、時代劇の本格的な殺陣を学び、その後テレビのヒーロー物に出演して殺陣指導をするなど、アクション映画、時代劇で、豊富な経験をもつ。

 その後、自ら劇団を主宰するなどして活動していたが、平成ゴジラシリーズがスタートするに際して、ゴジラの着ぐるみ役者として派遣していた劇団員が降板することになったため、責任感からゴジラの操作を引き受ける。


●ゴジラ役者として世界に知られる


 140キログラムあるというゴジラ着ぐるみの中に入っての操作は、当時、50代にさしかかっていた薩摩剣八郎には不可能と言われたが、古流武術で練り上げた身体と精神力で見事にゴジラを演じ、平成ゴジラシリーズは東宝のドル箱シリーズとなった。

 また、北朝鮮が製作した、特撮怪獣映画「プルガサリ」にも出演して、着ぐるみの怪獣プルガサリも演じた。金正日体制下の北朝鮮、さらには中国に長期滞在し、特撮映画撮影するという貴重な体験をもち、現在もマスコミ各社から取材を受けている。

 また、2014年はハリウッドで新作の超大作映画「ゴジラ」が製作公開されるため、海外からの取材やイベントへの出演依頼も相次いでいる。